バンコクから名古屋に戻ります。
往路はANAでしたが、復路はタイ国際航空としました。
往復共に、ANAマイルを使い、国際線特典航空券でビジネスクラスを発券しました。
ですので、復路はタイ航空のビジネスクラス『ロイヤルシルク』です。
バンコク・スワンナプーム国際空港
バンコクには2つの国際空港があります。
古くからあるドンムアン国際空港と、2006年に開港したスワンナプーム国際空港です。
ANAやJAL、そしてタイ航空などレガシーキャリアは、スワンナプーム国際空港を利用します。
今回は、スワンナプーム空港からセントレアへの直行便で帰国します。
スワンナプーム空港は、タイの新しい玄関口で、タイ航空の拠点空港です。
バーツを円に両替
チェックインする前に、余ったバーツを円に両替しましょう。
日本で両替するよりも格段に良いレートで両替できます。
空港の地下階の『SuperRich THAILAND』がお奨めです。
例えば、為替レートが1バーツ=3.5円の時に、1,500バーツを両替しますと、
・セントレア直営両替店:4,500円程度
・SuperRich THAILAND:5,000円と、お釣り67バーツ程度
タイなど外国の両替所では、円は紙幣のみの取扱いのため、両替も1,000円単位となり、余りは両替せずにバーツで戻ります。
詳しいことは下の記事でご紹介していますのでご覧ください。
出発ロビー
スワンナプーム空港の出発ロビーは、国内線と国際線が同じフロアで、4階となります。
国内線と国際線が同じフロアなところは、セントレアと同じです。
空港の規模は全然違いますけどね。
航空会社コード
空港案内図などでも『TG』と表記されています。
ちなみに、ANAのIATAは『NH』、JALは『JL』です。
チェックイン
タイ航空のチェックインカウンターは以下の通りです。
タイ航空の国際線チェックインカウンターは、『A』がファーストクラス、ビジネスクラス用です。
『H』と『J』がエコノミークラス用です。
国内線ロイヤルシルク用カウンターの『B』までは、他のカウンターと同じで出発ロビーに面しています。
ただ、『B』は、ロープで規制されていません。
座席数が少ないので、規制するまで混雑しないからなのでしょうか?
チェックインカウンター『A』は、『B』の裏側になりますが、カウンターへの専用入口があります。
『ロイヤルオーキッドプレミアム・チェックインサービス』
タイ航空国際線のファーストクラスとビジネスクラスに搭乗する方には、『ロイヤルオーキッドプレミアム・チェックインサービス』という、他とは隔離された空間でのチェックインとなります。
この黄金の門に入ります・・・・・は冗談です。
この左側に『ロイヤルオーキッドプレミアム・チェックインサービス』の入口があります。
ロイヤルファースト
下の画像は、タイ航空国際線ファーストクラスに搭乗される方専用の『ロイヤルファースト』の入口です。
日曜日の午後ですが、スタッフの皆さん、時間を持て余していますね。
ロイヤルファーストを利用できる日本便は、成田、羽田、関空のみで、セントレア便には設定されていません。
関空便のエアバスA380に搭乗してみたいですね。
ロイヤルファーストのチェックインは、全てタイ航空スタッフが行なってくれます。
チェックインだけでなく、ロイヤルファーストラウンジまでカートでの移動となります。
ロイヤルオーキッドスパでは、ロイヤルファースト専用のコースが設定されています。
ロイヤルシルク
タイ航空のビジネスクラス『ロイヤルシルク』に搭乗する方専用の入口は、先程のロイヤルファースト専用入口の右側にあります。
上の看板の右手に、ロイヤルシルク専用の『A』カウンターがあります。
こちらも暇そうですね。
僕がチェックインしたときに、他の方は一人もいませんでした。
『A』カウンターでは画像の通り、腰掛けてチェックインができます。
eチケットとパスポートを渡し、預ける荷物に「PRIORITY」タグを付けていただいて、搭乗券を受け取ればチェックイン完了です。
チェックインしましたら、上の画像の奥に専用出国審査場がありますので、そこで出国手続きを行います。
ご覧の通り、僕以外どなたも居ませんでしたので、チェックインから出国審査まで、あっという間でした。
国際線ビジネスクラス。
お安い搭乗券ではありません。
タイ航空のロイヤルシルクでしたら、価格に見合うベネフィットと思います。
でも、今回はANAマイルでの特典搭乗ですけどね。
エアラインラウンジ
専用チェックインで、ロイヤルシルクの特典を早くも享受しました。
次は、スワンナプーム空港のエアラインラウンジを楽しみます。
スターアライアンス
タイ航空は、ANAと同じスターアライアンスメンバーです。
ロイヤルシルク搭乗者は、タイ航空が運営するラウンジと、スターアライアンス加盟航空会社が運営するラウンジが利用できます。
また、僕はSFCホルダーですので、スターアライアンスゴールドメンバーでもあります。
でも、今回はロイヤルシルク特典で全てカバーできますので、スタアラゴールドは使っていません。
スワンナプーム国際空港で利用できるラウンジを表にしました。
ラウンジ | 航空会社 | コン コース | 営業 時間 | シャワー | ロイヤル シルク | スタアラ ゴールド |
---|---|---|---|---|---|---|
ロイヤル ファースト ラウンジ | タイ国際航空 | D | 05:00-25:00 | 有り | × | × |
ロイヤル シルク ラウンジ | D | 無し | ○ | × | ||
C | 有り | ○ | ○ | |||
E | 有り | ○ | ○ | |||
ロイヤル オーキッド ラウンジ | E | 有り | ○ | ○ | ||
ロイヤル オーキッド スパ | D | 06:00-23:30 | ファーストのみ | ○ | × | |
シルバークリフ ラウンジ | シンガポール航空 | D | 06:30-23:00 | 無し | ○ | ○ |
エバー航空 ラウンジ | エバー航空 | F | 07:00-26:00 | 有り | ○ | ○ |
ターキッシュ エアライン ラウンジ | トルコ航空 | D | 24時間 | 有り | ○ | ○ |
ロイヤルオーキッドスパのシャワーは、ロイヤルファーストのみで、ロイヤルシルクでは利用できません。
また、エバー航空ラウンジの営業時間は曜日により異なります。
コンコースDの、ロイヤルファースト、ロイヤルシルク、ロイヤルオーキッドスパは、原則ロイヤルファーストクラスまたはロイヤルシルククラスに搭乗する方しか利用できません。
スターアライアンス加盟の航空会社のファーストクラスやビジネスクラスの搭乗者や、スターアライアンスゴールドメンバーでは利用できませんのでご注意ください。
ラウンジ巡り
今回僕が利用したエアラインラウンジは次の5つです。
① ロイヤルシルクラウンジ(コンコースD)
② ロイヤルシルクラウンジ(コンコースC)
③ ロイヤルオーキッドスパ
④ シルバークリスラウンジ
⑤ エバー航空ラウンジ
ロイヤルオーキッドスパは、ラウンジというよりはマッサージですが、折角ロイヤルシルクに搭乗するのですから、ここは外せません。
しかし、いくら0時5分発の深夜便と言えど、5つもラウンジを利用したと自分で感心しています。
ロイヤルシルクラウンジ(コンコースD)
『ロイヤルオーキッドプレミアム・チェックインサービス』を受け、ロイヤルシルク専用チェックインカウンターから専用出国審査を抜けますと、4階の免税店が並ぶフロアへ行く通路と、ロイヤルシルクラウンジへ降りるエスカレータがあります。
エスカレータで3階に下りますと、そこがロイヤルシルクラウンジです。
このコンコースDのロイヤルシルクラウンジがメインラウンジのためか、横に(上の画像では奥に)非常に長いレイアウトです。
ロイヤルファーストラウンジは、このさらに奥にあります。
とりあえず、料理を取ってきました。
メッチャ地味な絵柄ですね。
はっきり言いまして、このラウンジに食欲を誘う料理はありませんでした。
アルコールも残念な種類数でした。
タイ航空は近年赤字が続き、財政ピンチとのことですが、タイの玄関口の国際空港のメインラウンジですよね。
それも、ロイヤルファースト・ロイヤルシルク搭乗者専用なんですよね。
ならば、もっと力を入れたほうが良いと思いますよ。
インターネットコーナーやチャイルドプレイルームなんかもありますが、スタッフの方は片付けしないようです。
コンコースDのロイヤルシルクラウンジは正直がっかりしました。
早々に退散し、コンコースCのロイヤルシルクラウンジに向かいました。
ロイヤルシルクラウンジ(コンコースC)
コンコースCのロイヤルシルクラウンジは、スターアライアンス加盟航空会社のファーストクラス・ビジネスクラス、およびスターアライアンスゴールドメンバーでも利用できます。
こちらのラウンジの方がまだ料理の種類もお酒の種類も多くありました。
しかし、味は今一でしたね。
とりあえずビールとおつまみで落ち着きました。
コンコースCには、利用者がそこそこお見えでした。
日本人も多かったですね。
とりあえず、腹に入れましたので、待望のスパに行きましょう。
ロイヤルオーキッドスパ(コンコースD)
ロイヤルファースト、ロイヤルシルクの搭乗者しか利用できないロイヤルオーキッドスパ。
場所は、コンコースDのロイヤルファーストラウンジの向い側です。
受付カウンターのところに、SKY TRAXのBest Airline Lounges Spa部門の受賞の盾が飾ってありました。
で、スパの内容ですが、ロイヤルファーストとロイヤルシルクでは歴然とした差があります。
ロイヤルファーストは全身スパトリートメントが受けられます。
時間も1時間で、バスも利用できます。
一方、ロイヤルシルクは、首肩または足のマッサージのみで30分です。
僕はロイヤルシルクでの利用ですのでマッサージのみとなります。
日中歩きましたので、フットマッサージをお願いしました。
上の画像は公式から転用したものです。
マッサージは腰掛けて受けます。
個室ではなく、半個室に2組というレイアウトでした。
すでに先にマッサージされていましたので写真は遠慮しました。
で、肝心のマッサージですが、とても気持ちが良く眠りそうになりましたよ。
セントレアの4階の『グランラフィネ』と同じぐらい良かったです。
『グランラフィネ』は有料ですが、こっちは無料ですから素晴らしいですね。
マッサージが終わりますと、ロビーでお茶を頂きながらアンケートに答えます。
英語ですが、選択式ですので簡単ですよ。
このスパにも簡単な料理とドリンクはありますが、次のラウンジに行きたかったので、アンケートを記入しましたら退出しました。
シルバークリスラウンジ(コンコースD)
シンガポール航空のエアラインラウンジ『シルバークリス』がコンコースDにあります。
ただ、コンコースDとは言っても、ロイヤルオーキッドスパとは正反対の搭乗ゲート7番付近です。
ロイヤルオーキッドスパからは、3分程度歩きますと、シンガポール航空のCAユニフォーム『サロンケバヤ』を纏った美女がお出迎えしてくれます。
ラウンジサイズはそんなに広くはありません。
料理の量は、ロイヤルシルクラウンジ(コンコースC)と大差はありませんが、質が全然違います。
また、ラウンジ中央にはバーカウンターも有ります。
タイカレーがほんと美味しかったです。
盛り付けがデタラメで汚く恥ずかしい限りです。
カクテルもと思いましたが、マリオットでまぁまぁ飲みましたし、タイカレーにはビールって考え、スーパードライです。
このシルバークリスラウンジには残念なことにシャワーがありません。
深夜便を考え、搭乗前に汗を流してさっぱりしたい。
往路便も深夜便でしたが、羽田のANAラウンジのシャワーでさっぱり・すっきりできましたので機内も快適・熟睡でした。
美味しい料理とアルコールに後ろ髪を引かれますが、シャワーのある『エバー航空ラウンジ』に向かいます。
エバー航空ラウンジ(コンコースF)
台湾を拠点とするエバー航空。
エバー航空もスターアライアンス加盟の航空会社です。
しかし、僕はエバー航空を1度も利用したことがありません。
台湾には仕事などで何度か訪れてはいますが、ほとんどキャセイパシフィックを利用しています。
出張ですと会社で手配しますが、いつもキャセイですね。
JALマイルを貯めていませんので、ほんとはエバー航空にしたいのですが無理も言えません。
桃園国際空港のすぐ横に、エバー航空の建物が建っていますが眺めているだけでした。
ちょっと話が脱線しました。
エバー航空ラウンジはコンコースFにあります。
シルバークリスラウンジから少し距離があります。
ラウンジ入口はなんとも派手ですね。
スタアラゴールドマークと加盟航空会社がはっきり掲げられています。
エバー航空ラウンジに入室したのが、出発時刻の2時間前でした。
すぐにシャワーの利用をリクエストしましたら、待ち人数が前に4名で、手作り感いっぱいの5番の札?を渡されました。
羽田のANAラウンジでは20人待ちでしたが、シャワーブースがたくさん有り、結局1時間程度で利用できました。
4人待ちなら、シャワーブースが2室しかなくても、1時間も待たないであろうと安心しきっていました。
ラウンジ内も、入口の派手なイメージと同様なメタリック調のデザインで綺麗でしたよ。
既に5つ目のラウンジで、お腹も膨れ、そんなに食欲もありません。
この後、機内食も出ますし、エバー航空ラウンジではアルコールも控え、スマホを弄りながらシャワーの順番待ちでした。
ペットボトルのお水だけで、のんびり待っていましたけど、全然呼ばれません。
入室から1時間経過、つまり出発時刻の1時間前のとき、何と『3』の札の白人男性に声がかかりました。
思わず「えー」です。
それから20分待ちましたが『4』の方にも声がかかりません。
タイムオーバーです。
シャワーをキャンセルし、搭乗ゲートに向かいました。
何しにエバー航空ラウンジまで来たのか。
まぁ、ラウンジの雰囲気を少し味わえたと思いましょう。
まとめ
ANAマイルを利用した国際線特典搭乗券で、バンコク・スワンナプーム空港からセントレアに戻ります。
復路はANAでなくタイ国際航空を利用しました。
始めてのロイヤルシルククラスです。
タイ航空の拠点空港だけあって、チェックインなどはロイヤルシルクのサービスに満足でした。
でも、ロイヤルシルクラウンジははっきり言いまして残念なレベルでしたね。
チェックインは○、ラウンジは△ってところでしょうか。
ひょっとしたらロイヤルファーストならラウンジもスパも素晴らしいのかもしれません。
でもロイヤルファーストでないので判りません。
スワンナプーム国際線のエアラインラウンジは、スタアラゴールドの方をもちろん、ロイヤルシルク搭乗の方でも、ロイヤルシルクラウンジでなく、シルバークリスラウンジとエバー航空ラウンジをお奨めします。
後、プライオリティーパスをお持ちでしたら、ワンワールド系列やミラクルラウンジも入ってみても良いと思います。
ただ、ミラクルラウンジは、お金を出せばどなたでも利用できますので、どこも混み合っていましたね。
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