2022年3月31日で、TOKYUルートが閉鎖となります。
4月1日からはTOKYUルートでなく、他のルートでANAマイルへ交換する必要があります。
TOKYUルート閉鎖後は、どのルートでANAマイルに交換するかを、ポイントサイト別に詳しくご紹介します。
TOKYUルート閉鎖のお知らせ
まずは、TOKYUルート閉鎖に関する東急カードからのお知らせを確認します。
要点
簡単に言いますと、2022年4月1日からは、ドットマネーからTOKYU POINTへの交換は、TOKYU CARD ClubQ JMBとTOKYU POINT CARD(現金ポイントカード)のみとなります。
なら、TOKYU CARD ClubQ JMBかTOKYU POINT CARD(現金ポイントカード)を作れば良いのでは?と思いますよね。
しかし、
- ANAマイルへ75%の交換率で交換できるのは、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードのみ。
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードで貯めたTOKYU POINTに、他のカードで貯めたTOKYU POINTは合算できない。
- 他のカードで貯めたTOKYU POINTは、ANAマイルへの交換率は50%となる。
- TOKYU CARD ClubQ JMBを持っているとANAマイルへの交換ができない。
と言うことで、ANAマイルへ交換率75%のTOKYUルートは閉鎖されたことになります。
TOKYUルート閉鎖後のルート
それでは、TOKYUルート閉鎖後の代替ルートについてご紹介します。
代替ルートは、これまでもネットで紹介されてきました以下のルートとなります。
① JQみずほルート
② nimocaルート
JQみずほルート
『JQカードセゾン』カードと『みずほマイレージクラブ/ANA』カードの所持が必要
JQみずほルート
実は、JQみずほルートも実質消滅と以前下の記事で紹介しました。
当時は、交換率75%のTOKYUルートがANAマイルへの交換ルートの第1ルートでした。
交換率70%のJQみずほルートは、あくまでもTOKYUルートが利用できない場合のみに使うサブルートでした。
TOKYUルートが利用できない代表的ものが三井住友のVポイントです。
そして、2021年4月からはVポイントからGポイントやTポイントへの交換率が100%から80%に減少しました。
結果、JQみずほルートでのANAマイルまでの交換率が80%×70%=56%のまで減ってしまいました。
しかし、頼りのTOKYUルートが閉鎖されますと、Vポイント以外の各ポイントサイトからのANAマイルの交換ルートとしては、JQみずほルートの交換率70%が最も高い交換率となります。
nimocaルート
『ANA VISA nimocaカード』カードの所持が必要ネットでのポイント交換ができないnimocaルート
nimocaルートもANAマイルへの交換率は70%です。
ただし、皆さん既にご存知と思いますが、nimocaルートの最大の欠点は、ポイントの交換がネットではできなく、九州および函館のnimoca総合カウンター・発券所・ポイント交換機のみが上交換可能なところです。
よって、TOKYUルート閉鎖後の代替ルートは、九州と函館以外の方は、JQみずほルートとなります。
ポイントサイト毎の詳しい経路
それでは、JQみずほルートについて詳しくご説明します。
JRキューポポイントへ交換
下の図は、代表的なポイントをANAマイルへ交換する経路図です。
JQみずほルートでは、ポイントサイトで貯めたポイントを、JRキューポのポイントに交換する必要があります。
上の経路図では、矢印が水色の経路がJQみずほルートです。
矢印が薄茶色の経路はJQみずほルートでなく、三井住友VポイントをANAカード会員が直接ANAマイレージに交換するルートです。
JQみずほルートは、各ポイントサイトのポイントをJRキューポポイントに交換し、JRキューポポイントを永久不滅ポイントに交換し、最後にANAマイルに交換します。
各ポイントサイトから直接JRキューポポイントに交換ができません。
各ポイントサイトから、Tポイントなどを経由してJRキューポに交換します。
その経由方法がポイントサイト毎に異なります。
GポイントからJRキューポへの交換には交換手数料が必要
JRキューポポイントへの交換は、Tポイントから、あるいはGポイントから行えます。
TポイントからJRキューポへの交換はポイント交換率100%で交換手数料は不要です。
GポイントからJRキューポへの交換はポイント交換率100%ですが交換手数料が5%必要です。
この交換手数料5%は、簡単な方法で後日Gポイントの通帳に戻ってきますので、実質としては交換手数料無しと見做せます。
なので、GポイントからJRキューポポイントへの交換率も実質100%と言えます。
但し、実質100%です。
都度の交換では、交換手数料5%を差し引くので交換率は95%となります。
繰り返しとなりますが、TポイントからJRキューポへの交換では交換手数料が不要ですので、都度の交換では交換率100%です。
ですので、TポイントからJRキューポへの交換を基本としてください。
では、各ポイントサイト毎に具体的にご説明します。
Tポイント経由
まずは、各ポイントサイトからTポイントへ交換し、TポイントからJRキューポへ交換するパターンです。
このパターンの代表的なポイントサイトは以下です。
- モッピー
- ちょびリッチ
- ポイントタウン
- ゲットマネー
- ワラウ
Tポイント経由
ドットマネー⇒Tポイント経由
次は、各ポイントサイトからドットマネーを経由しTポイントへ交換し、TポイントからJRキューポへ交換するパターンです。
このパターンの代表的なポイントサイトは以下です。
- ハピタス
- アメフリ
- ニフティポイントクラブ(旧ライフメディア)
- ファンくる
- colleee
- ポイントインカム
- えんためねっと
- エルネ
ドットマネー⇒Tポイント経由
ポイントインカムは、ドットマネーを経由しなくてもTポイントへ交換可能ですが、その場合交換手数料が5%必要となります。
ポイントインカムから一旦ドットマネーを経由してTポイントへ交換する場合でしたら交換の手間が1回増えますが交換手数料無しで交換できます。
注意!
PeX⇒Tポイント経由
次は、各ポイントサイトからPeXを経由しTポイントへ交換し、TポイントからJRキューポへ交換するパターンです。
このパターンの代表的なポイントサイトは以下です。
- ECナビ
- げん玉(RealPay)
PeX⇒Tポイント経由
げん玉はRealPayとしてポイント交換しますが、RealPayからTポイントへ交換する場合、交換手数料が5%必要です。
RealPayから一旦PeXを経由してTポイントへ交換する場合でしたら交換の手間が1回増えますが交換手数料が3%と少なく済みます。
注意!
PeX⇒Tポイントは交換手数料必要
ハピタスやアメフリなどは、ドットマネー⇒Tポイントと説明しましたが、ハピタスもアメフリもPeXへの交換も可能です。
ただし、PeX⇒Tポイントへの交換には交換手数料500ポイントが必要です。
この交換手数料500ポイントは、毎月キャンペーンにエントリーすることで払い戻されます。
ただし、PeXに戻されるのでなくECナビの通帳に戻されます。
交換手数料の払戻しキャンペーンを受けるには、ECナビの登録と利用が必要となります。
Gポイント
Gポイントは、Tポイントへ交換しても交換手数料10%が必要ですので、わざわざTポイントへ交換するのでなく、直接JRキューポへ交換します。
以上、JQセゾンルートとしては、4つの交換パターンとなります。
Vポイント
ANAマイルを貯めようという方でしたらANAカードは所持していますね。
ANAカードにもいろいろな種類があります。
代表的なANAカードに、三井住友カードが発行するANAカード(一般カード)とANAワイドゴールドカードがあります。
カードブランドとしてはVISAまたはMastercardとなります。
このANAカードを利用した時に貯まるポイントが三井住友のVポイントです。
VポイントをANAマイルへの交換はJQセゾンルートを使わずに、直接ANAマイルへ交換します。
交換日数
各ポイントサイトからの交換経路は以上の通りです。
今度は、交換のかかる日数についてご説明します。
ポイントサイトによって、交換に必要な日数は異なります。
さらにドットマネーからTポイント、TポイントからJRキューポなど、途中の交換も日数がかかります。
JQセゾンルートでは、永久不滅ポイントをANAマイルに交換するところが日数ではなく、翌月20日頃となります。
VポイントをANAマイルへの交換は1週間程度です。
JQみずほルートを始めるには
JQみずほルートをまだ行っていない方は、次の2枚のクレジットカードを申し込みしてください。
① JQカードセゾン
② みずほマイレージクラブカード/ANA
この2枚のクレジットカードの申し込み方法や、WEBサービスの登録方法につきましては、それぞれ以下の記事で図解入りで詳しく説明しています。
よろしければそちらもご覧ください。
まとめ
ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルへ交換するルートがこれまで何度も変化してきました。
陸マイラーが一般化してきた当初は『ソラチカルート』でした。
『ソラチカルート』は各ポイントサイトのポイントを、東京メトロポイントへ交換し、東京メトロポイントを『ANA To ME CARD PASMO JCB』カード(通称『ソラチカカード』)でANAマイルへ交換すると、交換率が90%となりました。
たった2度の交換で、90%の交換率という今では夢のようなルートです。
その後は、東京メトロポイントへ交換するのにLINEポイントを経由する必要が発生し、交換率も81%に下がりました。
さらに、東京メトロポイントへの交換の道が塞がり、ソラチカルートが使えなくなり、交換率75%のTOKYUルートへ乗り換えることとなりました。
そして、今回はTOKYUルートが塞がれました。
その結果、JQみずほルートが見直されます。
しかし、JQみずほルートもいつかは塞がれるときが来るのでしょう。
その時は、また新しいルートが陸マイラー諸氏に考えられると思います。
スポンサーリンク
|
スポンサーリンク
|