ANAの陸マイラーが利用していますJQみずほルートのマイル交換率がダウンします。

現在はマイル交換率が70%ですが、2021年4月からは56%となります。

 

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通達

第1報は、2021年1月7日にGポイントから送られてきたメールでした。

 

三井住友のVポイントからGポイントへの交換率が、2021年4月1日以降の申込みからは現在の100%から80%に変更されます。

 

三井住友カードからも公式に発表されています。

三井住友カードの発表で、マイルへの交換に関する部分を抜粋しますと以下となります。

  • Gポイントを含めた一部のポイント交換先への交換率が、100%から80%に変更
  • ANAカード会員以外の方のANAマイルへの交換が、1ポイント0.6マイルから0.5マイルに変更
  • ANAカード会員の方のANAマイルへの交換は、1ポイント0.6マイルのまま変更無し

この発表の、ANAマイルへの交換とは、Vポイントの内のANAマイル直接交換可能ポイントではなく、ボーナスポイントを交換する場合です。

 

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JQみずほルートでの交換率の変更点

それでは、JQみずほルート全体での交換率の変更点を見てみます。

 

交換ルート途中の、VポイントからGポイントへの交換が80%になります。

 

具体的なポイントで図示しますと以下となります。

 

ポイントサイトのECナビの100,000ポイントを交換した場合、Vポイントまでは交換率100%ですが、Gポイントへ交換しますと80%の8,000ポイントに減少します。

Gポイントから永久不滅ポイントまでは交換率100%です。

永久不滅ポイントの1ポイント価値は5円ですので、永久不滅ポイントとしては1,600ポイントとなります。

 

永久不滅ポイントからみずほマイレージクラブANAカード特典によるマイル交換率は70%のままです。

永久不滅ポイントの1ポイント価値は5円ですので、永久不滅ポイント1,600ポイント×5円×70%=5,600マイルとなります。

 

結局、ECナビの100,000ポイントが、5,600マイルに交換されます。

交換率としては56%です。

 

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実質の変更日

VポイントからGポイントへの交換率が変更となるのが2021年4月1日申込み分からです。

3月31日までの交換申込みは交換率100%のままですので、それまでにVポイントからGポイントへの交換の申込みをしましょう。

 

では、ECナビからVポイントまでの交換に必要な期間を確認しますと、

  • ECナビからPeXへの交換:即時
  • PeXからVポイントへの交換:翌月下旬(25日頃)

 

PeXから2月中の交換申込みなら、Vポイントへは3月中に交換されます。

逆に3月に入ってからでは、Vポイントへの交換が4月になります。

この点を注意する必要があります。

Vポイントに3月中に交換されるよう、PeXからの交換は2月中に申込みを行う!

 

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2021年4月以降はどうするか

2021年4月以降(実質は3月以降)は、JQみずほルートを利用しますか?

 

VポイントからGポイントへの交換率が80%に減少するために、ANAマイルへの交換率が56%に減ります。

VポイントからでなくGポイントへ100%で交換できるルートならば、JQみずほルートは交換率70%です。

Gポイントで直接貯めたポイント、あるいはJRキューポポイントや永久不滅ポイントで直接貯めたポイントは交換率70%です。

 

ですので、JQみずほルート自体が消滅するわけではありません。

ECナビやVポイントをANAマイルへ交換するのにJQみずほルートを利用すると交換率が56%になるだけです。

 

では、ECナビポイントやVポイントはどうしましょう。

 

nimocaルート

ソラチカルート消滅後のANAマイルへの交換ルートとしては以下の3ルートです。

  • TOKYUルート  :交換率75%
  • JQみずほルート:交換率70%(2021年4月からは56%)
  • nimocaルート  :交換率70%

 

TOKYUルートがメインとするルートです。

TOKYUルートが利用できない場合は交換率が70%のJQみずほルートがサブルートでした。

あるいは同じ交換率70%のnimocaルートもサブルートです。

 

TOKYUルートが利用できないECナビポイント、PeXポイント、Vポイントは、JQみずほルートもnimocaルートも利用できます。

 

しかし、nimocaルートには最大の欠点があります。

それは、ネットでのポイント交換ができないことです。

ポイントの交換は、九州および函館のnimoca総合カウンター・発券所・ポイント交換機のみが可能です。

 

九州およ函館にお住まいの方、あるいはその地域への出張が頻繁な方は、nimocaルートを利用すれば交換率70%が維持されます。

2021年4月1日から、Vポイントの交換先として交換率が下がるのは、GポイントだけでなくPeXへも80%に下がります。
VポイントをnimocaルートでANAマイルにするには、一旦PeXへ交換する必要があります。
なので、Vポイントはnimocaルートを利用しても56%の交換率になってしまいます。
注意!

 

Vポイント、および、地域的にnimocaルートが利用できない方はどうしましょう?

 

Vポイントから直接ANAマイルへ交換

ここで、再度三井住友カードからの発表を確認してみます。

  • Gポイントを含めた一部のポイント交換先への交換率が、100%から80%に変更
  • ANAカード会員以外の方のANAマイルへの交換が、1ポイント0.6マイルから0.5マイルに変更
  • ANAカード会員の方のANAマイルへの交換は、1ポイント0.6マイルのまま変更無し

この発表のANAマイルへの交換とは、Vポイントの内のANAマイル直接交換可能ポイントではなく、ボーナスポイントを交換する場合です。

 

ANAカード会員がボーナスポイントをANAマイルへ交換する場合の交換率は60%です。

交換率が70%から大幅にダウンしますが、56%よりはまだ良いです。

 

ニモカルートが利用できない方、および三井住友カードのご利用で貯まったVポイントは、VポイントからANAマイルへ直接交換するしかありません。

 

ANAカードをお持ちでない方が、ANAマイルへ直接交換しますと、2021年4月以降は交換率が50%となります。
注意!

ANAカードをお持ちでない方は、JQみずほルートなら56%です。

 

ECナビを利用するか?

ところで、TOKYUルートが利用できないポイントサイトとの代表格はECナビです。

ECナビは、クレジットカード案件、FX案件など高額案件が多数有り、皆さんも活用されていると思います。

 

では、ANAマイル化のためとしたら、ECナビを選択する分岐点はどこでしょうか?

 

TOKYUルートが利用できるハピタス、ちょびリッチ、モッピーなどは、例えば10,000円相当のポイントの案件が7,500マイルとなります。

同じ案件が、ECナビなら12,000円相当のポイントとしますと、12,000円×60%=7,200マイルにしかなりません。

案件のポイント額で2,000円も差があるにもかかわらず、マイル化したら逆転してしまいます。

 

ポイント交換率の差からECナビを利用する目安は以下の計算となります。

TOKYUルートの交換率75% ÷ Vポイントのマイル直接交換率60% = 1.25

つまり、ECナビが他のポイントサイトに比べ、25%以上高額なら利用しても良いと思います。

 

まとめ

JQみずほルートの交換率が56%に下がります。

ECナビポイント、PeXポイント、Vポイントでは、JQみずほルートは実質消滅です。

 

今回は、三井住友の判断によるポイント交換率の削減によるものでした。

 

ソラチカルートで、交換率90%という美味しい時は既に過去のものです。

新ソラチカルート(LINE経由ルート)となり、それも閉鎖され、今はTOKYUルートがメインルートです。

 

この先いつまでTOKYUルートが維持されるのか分かりません。

ANAカードからの直接交換率が下がらないとも限りません。

でも、陸マイラーとして貯めるマイルは、搭乗で付与される数に比べ大変多いのは確かです。

 

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