微笑みの国タイに行ってきました。
今回のタイへの渡航では、モバイルWiFiを借りるのでなく、プリペイド式SIMを利用しました。
プリペイド式SIMは渡航前に、amazonで購入しています。
タイ国内で1週間以内の滞在でしたら、渡航前にamazonで現地プリペイドSIMを購入するのが一番お得ですね。
自分のスマホをそのまま利用しますので、余分な機器を持つ必要もなく、大変便利です。
タイでデータ通信するには
タイでデータ通信する方法としては以下が考えられます。
① 日本でご利用のキャリア(docomo、au、Softbank)の国際ローミングを利用する。
② モバイルルータを利用する。
③ 現地プリペイドSIMを利用する。
④ ホテルのWiFiと街中のWiFiスポットを利用する。
旅行など短期間での滞在でしたら、上の①~④程度です。
長期滞在なら、いっそ現地通信会社と契約なんてのも考えられますが。
簡単なのは、①国際ローミング、②モバイルルータ、④WiFiスポットですが、①国際ローミングは滞在日数に比例して高額となります。
④WiFiスポットは、常時どこでも利用できるのでなく地域限定となります。
②モバイルルータは、レンタル申し込みをする必要がありますが、①国際ローミングに比べ安価なため、これまでの主流でした。
ただ、モバイルルータと充電器を余分に持って行く必要があるので荷物が増えます。
日本とタイとの移動中はカバンに仕舞えば済みますが、街中ではルータを持って行くことが少々面倒ですね。
で、最近は③の現地プリペイドSIMの利用が増えてきています。
現地SIMを利用するためには、SIMフリー端末が必要です。
このSIMフリー化がレガシーキャリアのdocomo、au、Softbankでも可能となってから、現地プリペイドSIMの利用が増えたと言えます。
現地プリペイドSIM利用の特長
現地プリペイドSIMのメリットとデメリットは以下です。
自分のスマホのみで通信可能。余分な機器が不要。
日本キャリアの国際ローミングよりも安価。
通信範囲内ならいつでもどこでも利用できる。
日本で利用のSIMと交換し、現地SIMが利用できるように設定する必要がある。また帰国で国内SIMに戻す必要がある。
国内用SIMを無くす可能性がある。
価格比較
価格につきましては地域や期間で千差万別です。
比較条件
今回は次の条件下で比較します。
海外旅行を想定し現地4日間での利用
通話はLINE無料通話を利用(10分×6回/日程度)
タイに海外旅行へ行く想定としました。
通話も、同行者や日本の家族ぐらいと考えました。
4日間でのLINE無料通話のパケット消費量
LINE無料通話ですが、6回はWiFi環境以外での利用回数とします。
無料通話と言っても、通話料が無料ですが、通信料は発生します。
というのも、LINEは携帯電話通信でなく、WiFiデータ通信を利用します。
WiFi環境でしたらWiFiデータ通信料は無料ですが、LTE/4G/3Gなどのモバイル通信環境でWiFiサービスを利用しますとデータ通信パケットが発生します。
そして、ご契約の高速データ通信容量を消費します。
では、LINE無料通信で、どれぐらい通信パケットが発生するのか見てみます。
10分×6回×4日=240分=72Mbyte
LINE無料通話での通信パケット量
LINE無料通話でしたら、通信パケット量を余り気にする必要はありませんね。
国内キャリアの国際ローミング
docomoやauなどでは、海外定額プランがあります。
基本料金は1日980円です。
4日間なら、単純計算では3,920円ですね。
ただ、それぞれ割引きがあります。
また、Softbankの料金は少し違っています。
docomo、au、Softbankの公式ページのリンクを貼っておきます。
au公式ページでの説明です。
auSTAR(無料)に加入しますと、最初の24時間分(つまり980円分)が無料となります。
それを適用しますと、4日間で2,940円となります。
使用した通信データ量は、国内でご契約のデータ通信量から差し引かれます。
尚、音声通話での料金は下となります。
音声通話およびSMS発信は非常に高額です。
以上、国際ローミング利用での総額は以下です。
モバイルルータ
国内スマホを海外で利用する場合、現地携帯会社通信に対応したモバイルルータを利用する方法があります。
テレビコマーシャルで有名な『イモトのWiFi』も、このモバイルルータです。
イモトのWiFiのコマーシャルでは、680円/日と安さをアピールしていますが、盗難保険などを含めますとまぁまぁ高額となります。
4日間、500Mbyte/日のプランに盗難保険有り、割引込みで総額が6,456円です。
では、もっと安いモバイルルータは無いのかネットで検索しますと、『Wi-Ho』が安価なようでした。
同じ条件で見積もりしました画像が以下です。
割引込み込みでの総額は、2,064円でした。
まぁ、選択肢となりそうな金額ですね。
価格.comで10社比較しています。
現地プリペイドSIM
お待たせしました。
今回お奨めのプリペイドSIMの金額です。
プリペイドSIMもご利用条件で多数の種類があります。
今回は、タイ1カ国で4日間という条件です。
この条件では、圧倒的に『AIS』のプリペイドSIMを、日本国内でamazonから購入するのがお得です。
その購入価格は、なんと440円です。
価格は時期により多少は変動します。
僕が購入したときは430円でした。
amazonの商品タイトルでは、データ通信無制限と記載していますが、8日間合計3Gbyteまでは高速通信が可能で、3Gbyteを超えますと速度制限がかかります。
ただ、8日間で3Gbyteなんて動画閲覧やゲームをしなければ全然超えない容量です。
今回は4日間ですので、3Gbyte÷4日=750Mbyte/日です。
先程のモバイルルータの金額は、500Mbyte/日で見積もりしました。
では、今回お奨めのAISのSIMの利用条件を列記します。
最大8日間の利用 (7日間は、amazonのタイトル表記ミスと思われます)
データ通信は3Gbyteまで高速
100バーツ分の無料通話付き(タイ国内なら100分程度)
いかがですか。
たった、430円程度で、不便無くデータ通信ができます。
100分の無料通話も地味にありがたいですよ。
というのも、ホテルやGrabタクシーと、到着時間や場所の確認などで通話する場合に利用できます。
尚、AISはタイ・バンコクの空港や、バンコク市内でも購入が可能です。
その場合は299バーツです。
為替レートが変動しますが、2019年7月での為替レートでは、1バーツ≒3.5円ですので、299バーツは1,000円程度です。
日本国内のamazonで事前購入する方が断然お得です。
ホテルや街中のWiFiを利用
最近ではWiFi環境が整備されたホテルが増えています。
また、街中にもいろいろなWiFiスポットが出来てきました。
ホテルでのWiFi利用は、滞在プランなどにより無料の場合と有料の場合があります。
渡航前にご自分のプランをご確認ください。
街中のWiFiスポットはだいたい無料ですね。
しかし、街中のWiFiは安全性が不明です。
ご自分のスマホ内のデータが盗まれない保障はありません。
一流ホテルでしたら、何らかの安全性は確保されていると思います。
そうでないとホテルの悪評が広まり、宿泊客離れになります。
この方法は、利便性の点から、ホテル内のみでの利用と考えます。
では、4通りの通信手段の価格比較の結果です。
② モバイルルータ:Wi-Hoでの費用 2,064円
③ プリペイドSIM:amazonでAIS購入 430円
④ WiFiスポット:安全性疑問、ホテルのみでの限定利用
プリペイドSIMをamazonで購入
ここからは、実際僕がamazonで購入したときの状況です。
購入は、6月23日です。
通常配送でしたので、実際届いたのは6月27日でした。
amazonからは下の画像の封筒で送られてきます。
本人以外でも受け取りできます。
封筒の中には、SIMと、説明書と、amazonが作成した設定手順書が入っています。
amazonでの販売ページのリンクを貼っておきます。
AISのプリペイドSIMの設定
AISに限らず、プリペイドSIMを利用するには、SIMフリー化(SIMロック解除)した端末が必要です。
これが大前提です。
最近のスマホは、docomoもauもSoftbankも、契約から101日以降でSIMロック解除できますので、プリペイドSIMの利用が増えると思います。
大前提
SIMの交換
タイに到着しましたら、日本国内で利用しているSIMを端末本体から抜きます。
注意!
SIMは端末本体の内部に入っていますが、SIMトレイに乗っています。
SIMを端末本体から取り外すには、SIMカードリリースピンをSIMトレイの穴に差し込んで、SIMトレイを本体から抜き出します。
日本に戻りましたら、元のSIMに戻します。
注意!
SIMカードリリースピンが無ければ、先が細い物、たとえばクリップを伸ばした物で代用ができる場合があります。
「できる”場合”がある」なんて表現しましたのには理由があります。
僕のiPhoneではSIMトレイが非常に固く、クリップでは全然抜き出せませんでした。
何度行ってもクリップが曲がるだけでした。
ですので、SIMトレイが抜き出せるのか日本国内で事前に試してみてください。
タイに着いてからSIMトレイが抜けない場合
もし、タイに着いてからSIMが抜けない場合(実際僕がそうでした)、空港のAISカウンターに行きましょう。
そして、amazonで購入したAISのプリペイドSIMと端末を見せ、「ヘルプミー。プリーズ SIM プルアウト」って言いましょう。
微笑みの国のスタッフが、笑顔でSIM交換してくれますよ。
そして、こちらも満面の笑みで『サンキュウ ベリーマッチ』って言いましょう。
バンコク・スワンナプーム空港のAISカウンターは、2階の到着フロアーにあります。
入国審査・税関後、到着出口より規制区域外に出ます。
出口⑥と⑦の間に、携帯電話関係のカウンターが並んでいます。
そこにAISカウンターがあります。
Android端末での設定
amazonの設定資料です。
Android端末では、APN(アクセスポイントネーム)を手動設定する必要があります。
iPhoneでの設定
iPhoneの場合、APN設定は自動で行われます。
もし自動で設定されない場合は、説明書に従い手動設定してください。
説明書にも記載されていますが、格安SIMなどを国内でご利用の場合、国内のAPNが残ったままですと通信ができなく自動設定されません。
APN設定を削除してからプリペイドSIMと交換してください。
docomoやauやSoftbankの場合、そもそもAPN設定が不要ですので、残っていることはありません。
どうしても設定できない場合
何らかの理由で、ご自分で設定できない場合、空港のAISカウンターに行きましょう。
そして、「ヘルプミー プリーズ セッティング」って言いましょう。
微笑みの国のスタッフが、笑顔で設定してくれますよ。
設定してもらいましたら、こちらも満面の笑みで『サンキュウ ベリーマッチ』って言いましょう。
AISアプリ『my AIS』
AISでは『my AIS』という名称のアプリがあります。
アプリで、携帯電話番号を入力すると、その番号での利用状況がアプリ上で確認できます。
必ず必要というアプリではありませんが、出発前にダウンロードしておくことをお奨めします。
ダウンロードしましたら、後は現地タイでの操作・利用となります。
現地タイで、AISのプリペイドSIMに交換後、my AISアプリを起動させます。
現地タイ後で表示されましたら、画面内のENマーク(○の中にEN)部分をクリックして、英語表記に変更します。
「Mobile Number / Internet Number」入力窓に、現地プリペイドSIMの電話番号を入力します。
現地プリペイドSIMの電話番号は、パッケージのシールに『Phone No. ***********』と記載されています。
amazon作成の説明書にも、その旨記載されています。
電話番号を入力しましたら、「OK」ボタンをクリックします。
すぐに、OTP(ワンタイムパスワード)がスマホのSMSに送られてきます。
そのOTP番号を入力し、「OK」ボタンをクリックします。
これでアプリでログインできますので、高速通信データ残量などが確認できます。
まとめ
SIMフリー化(SIMロック解除)がレガシー携帯キャリアでも可能となり、プリペイドSIMが利用しやすくなっています。
モバイルルータとは違い、スマホ以外に持って行く物がありません。
そしてお安い。
ですので、プリペイドSIMを利用しない手はありません。
amazonでしたら、国内で事前に購入もできます。
事前購入の方が安価ですし、空港到着での時短にもなります。
始めは上手く設定できないのではと不安かもしれません。
行ってみれば案外簡単です。
どうしても設定できなければ、微笑みの国の親切に縋りましょう。
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