ここ最近のことですが、SFC修行をお考えの方に向け、2019年4月から10月の主要14空港毎のプレミアムポイント一覧表を作成し、ブログ記事としてご紹介しました。
改めて一覧表にしますと、羽田発着がダントツにプレミアムポイント単価(PP単価)が安価な便が多数あると痛感しています。
ただ、羽田なら全てPP安価ということでもありません。
PP安価なのは、正しくは羽田発着でなく、羽田-那覇便です。
で、僕の地元のセントレア(中部国際空港)はどうなのかと言いますと、セントレアでも、PP単価が安価なのは那覇便です。
SFC修行は原則国内線で
SFC修行するにあたり、国内線で行うのか、国際線なのかでは相当違います。
僕としては国内線を基本に考えました。
と言うのも、2017年に僕もプラチナ到達し、すぐにSFC申請していますが、このときは全て国内線搭乗によるものでした。
国内線のメリット、言い換えれば国際線のデメリットを羅列しますと、
・国際線の場合、1回のプランが最低でも3日間となり、一度に複数日の休日が無い・取れない会社員などは国際線での修行は困難。
・パスポート申請費用や、海外でのお土産の費用など、見えない諸費用がかさむ。
・日本語以外話せないので、病気・怪我・食事などにおけるトラブルが心配。
・日本ほど治安および風土が良くないのでは?
・現地での食事が合わないかも?
・長時間のフライトが疲れそうで、ちょっと辛い。
要約しますと、単に意気地なしということですね。
SFC修行の基本は、2019年もOKAタッチ
SFCをお考えの方には当たり前のことでしょうが、2019年も那覇空港往復の所謂OKAタッチが基本な点は変わりません。
OKAタッチとは
OKAタッチをご存知ない方に、少しご説明します。
OKAタッチとは、「OKA」に「タッチ」するということです。
ANAというか世界中の航空会社では、空港を3文字のアルファベッドで表現します。
羽田空港は「HND」、伊丹空港は「ITM」、セントレアは「NGO」となります。
なんとなく判りますよね。
で、那覇空港が「OKA」です。
「タッチ」とは、那覇空港に到着して、タッチした程度の短い滞在時間で、直ぐ那覇空港から出発するということです。
基本的には那覇空港日帰り往復というイメージです。
2019年夏の国内線状況
はじめに言いましたが、羽田-那覇が圧倒的にPP単価が安価な便が多数あります。
もっと正しく言いますと、那覇発着便がPP単価が安価です。
上の表は、5月から10月の各月における羽田発着のPP単価が6円台~9円台の便数です。
往路が羽田発の片道、復路が羽田着の片道、往復が羽田発着の日帰り往復です。
尚、往復の復路便は、乗り換え時間を考慮し、往路便の到着時刻から45分以降の出発便で選んでいます。
そして下の表が那覇発着です。
羽田発着よりも那覇発着の方が多数ですね。
では、他の空港はと言いますと下の表となります。
羽田便さらには那覇便が如何に多いのかが一目瞭然ですね。
ですので、関東の方でしたら、羽田-那覇のOKAタッチで修行計画すればいいことになります。
でも、ほんとに有利なのは那覇市の方かもしれませんね!
セントレア発着
前置きが長くなりました。
それでは、本題のセントレア発着を見てみます。
セントレアからのOKAタッチ
下の表は7月の往復でのPP単価8円台の便です。
7月の8円台は全てOKAタッチですが、たったの7回です。
往復でのPP単価は8.64円とまずまずです。
そして、8月では8円台がありません。なので表もありません。
9月では以下となります。
9円台は多数あります。
その一部です。
OKAタッチでのANAプラチナ到達費用
SFCはANAプラチナで申請可能です。
そのため、SFC修行はANAプラチナになるための修行です。
で、ANAプラチナには50,000PPが必要です。
この辺りのSFCの基本は下の記事でご説明していますので、SFCをあまり良く判っていないという方はご覧ください。
8円台の便で、50,000PPまでの費用を計算しますと以下となります。
往復共に普通席のスーパーバリュー55または75ですので、1往復でのPPは2,426PPとなります。
50,000PPまでには21往復が必要です。
1往復の搭乗券は、往復で20,960円です。
20,960円÷2,426PP=PP単価8.64円です。
21往復の搭乗券には、20,960円×21回=440,160円が必要です。
440,160円をANAプラチナ条件の50,000PPで割りますと、8.80円となります。
SFC修行として計算するなら、8.64円でなく、8.80円と考えるべきです。
上の表の「レグ数」とは、搭乗回数のことで、21往復ですので42レグとなります。
その下の「総費用」は後でご説明します。
さきほどの8円台の表をよく見ますと、全て平日で、7月に7回、8月は無し、9月は10回です。
3ヶ月で計17回しかありません。
ですので、50,000PPにはOKAタッチ8円台だけでは到達しません。
さらに、21回も往復するということは、平日に21日も仕事あるいは学校を休むことになります。
これでは無理ですよね。
1泊2日のプラン
SFCでは単純往復だけでなく、3箇所の空港をはしごする「三角飛び」というものがあります。
例えば、セントレア⇒那覇⇒新千歳⇒セントレアというルートです。
こうすることで、1日で獲得するPP数を増やせます。
さらに、1日に単純往復を2回行うことで、さらにPP数が増やせます。
でも、PP単価が安価な便で2往復というのがなかなかありません。
この三角飛びや2往復を少々応用したプランを考えてみます。
※ プランで利用する便は全て普通席のスーパーバリュー75での料金です。
【 プラン1 】
三角飛びの応用です。
このプラン1も含め、これから紹介するプランは全て那覇-羽田を組み合わせています。
那覇-羽田ですと、PP単価6円台、さらには5円台もありますので、これをベースにします。
1日目の朝便でセントレアから那覇に向かいます。
那覇の12時丁度発の便で羽田に向かいます。
乗り換え時間が1時間5分です。
羽田15時45分発の便で那覇に戻ります。
乗り換え時間が1時間10分です。
1日目はこれで終了、那覇で1泊します。
2日目は13時25分発の便で新千歳に向かいます。
新千歳20時丁度発の便でセントレアに戻ります。
乗り換え時間は3時間10分です。
このプランですと、計5レグで、PP合計が7,181PPとなり、搭乗券費用が合計60,420円です。
PP単価は8.41円です。
プラン1回(1泊2日)で7,181PPですので、このプランを7回行いますと50,267PPとなりANAプラチナ到達です。
7回の搭乗券費用合計は、422,940円です。
【 プラン2 】
セントレアから羽田のOKAタッチを行うプランです。
乗り継ぎ時間と便の関係から、日帰り完結はできません。
なので、2日間でOKAタッチとHNDタッチとしています。
このプランですと、計6レグで、PP合計が8,330PPとなり、搭乗券費用が合計61,800円です。
PP単価は7.42円と優秀です。
プラン1回(1泊2日)で8,330PPですので、このプランを7回行いますと58,310PPとなりANAプラチナ到達です。
7回の搭乗券費用合計は、432,600円です。
ただ、このプランですと6回で合計49,980PPとなります。
後20PPでANAプラチナ条件に到達できますので、このプランだけを行うのは損ですね。
【 プラン3 】
プラン2のさらにお安い便のプランです。
羽田-那覇の夏休み特別便(?)が7月14日から8月31日の間にあります。
それが、羽田22時55発-那覇1時35着ANA999便と、那覇3時35発-羽田5時55着ANA1000便です。
この2便はなんとPP単価が5.77円です。
このプランはプラン2と同じ空港ですので、PP合計も8,330PPと同じですが、搭乗券費用が合計60,800円と少し安価になります。
PP単価は7.30円とさらに優秀です。
さらに、このプランでは宿泊費が不要です。
と言うのも、深夜は飛行機内の時間と、那覇空港内での乗り換え2時間となります。
また、昼間は2日間共に羽田で8時間以上の時間があります。
8時間もあれば東京や横浜の観光ができますね。
ただ、機内で眠りませんと徹夜のような状態になりますが、それも修行らしいといえばそうかもしれませんね。
【 プラン3-1 】
プラン3の2日目に羽田-伊丹往復を追加したプランです。
観光もいいですが、折角時間があるのでしたらPP数を増やすことも可能です。
伊丹で3時間弱の時間がありますので、梅田ぐらい散歩できそうです。
このプランですと、計8レグで、PP合計が9,170PPとなり、搭乗券費用が合計79,500円です。
PP単価は8.67円です。
プラン3との差は、840PP・18,700円となります。
【 プラン3-2 】
これもプラン3をベースに、1日目に那覇-石垣の往復を追加しました。
ただ石垣での時間が2時間しかありません。
よほど石垣に慣れた方でなければ観光は無理かもしれません。
このプランですと、計8レグで、PP合計が9,070PPとなり、搭乗券費用が合計82,940円です。
PP単価は9.14円です。
プラン3との差は、740PP・22,140円となります。
【 プラン3-3 】
プラン3-2の石垣を宮古の変えてみました。
このプランですと宮古で3時間半滞在できますので、ちょっとした観光はできると思います。
このプランですと、計8レグで、PP合計が8,860PPとなり、搭乗券費用が合計81,940円です。
PP単価は9.25円です。
プラン3との差は、530PP・21,140円となります。
【 プラン3-4 】
プラン3-1とプラン3-3の合体です。
このプランですと、計10レグで、PP合計が9,700PPとなり、搭乗券費用が合計100,640円です。
PP単価は10.38円です。
プラン3との差は、1,370PP・39,840円となります。
PP単価が10円を超えましたので、修行用としてはお高いですね。
ただ、2日間で機内泊(?)の全10レグなんて、まさしく修行です。
お若い方、体力に自信のある方、トライしてみたら良い思い出になりますよ。
【 プラン4 】
プラン3に対し、2日目の羽田から那覇に戻る便を早朝便に変えてみました。
このプランですと2日目の那覇滞在が9時間近くになります。
『ゆいレール』を利用して、首里城や国際通りなど十分観光できます。
このプランですと、計6レグで、PP合計が8,330PPとなり、搭乗券費用が合計69,200円です。
PP単価は8.31円です。
プラン3との差は、PPは変わらず、搭乗券合計が8,400円アップとなります。
SFC修行に必要な費用
SFC修行を計画するとき、当然ですがPP単価を安くすることを考えます。
SFC申請条件である、ANAプラチナ到達の50,000PPまで如何に安く行うことを考えますからね。
でも、空港までの交通費や外食費用、さらには宿泊費なども実際は必要ですね。
これら搭乗券以外の付帯費用を考えてみます。
セントレア発着でのプランですので、セントレアまでの交通費が往復必要です。
名古屋駅からセントレアまでの電車賃としてミュースカイ乗車で往復2,460円とします。
また、各プランで説明しました各地の観光のための運賃と朝昼晩の食事、那覇での宿泊費など下の表の金額としました。
東京駅と横浜駅の運賃は羽田空港国内線ターミナルからの運賃です。
大阪運賃は、伊丹空港から梅田駅までの運賃です。
那覇運賃はゆいレールの1日乗車券代です。
宮古運賃は、とりあえず宮古島くるりんバス乗車券としました。
食事ですが、那覇の昼食のみ1,000円としましたのは那覇空港内の『空港食堂』を基本に考えました。
那覇の宿泊ですが素泊まり8,000円としました。
もっと安価な宿や、コンビニのおにぎりで朝昼の食事とすれば、もっとお安くはなります。
付帯費用込みの各プラン
それでは付帯費用を含めた場合の各プランの費用とPP単価です。
PP単価最安はプラン3でした。
それでもPP単価が9.29円となります。
次がプラン2で、PP単価が9.76円です。
PP単価が10円未満はこの2つのみです。
単純な那覇日帰り往復でもPP単価が10.07円と10円をオーバーします。
プラン組み合わせ
それではプランを組み合わせると総額がいくらとなるか見てみます。
プラン3ベース
まずは1回のプランのPP単価が最も安価なプラン3を基本とした組み合わせです。
上の表の見方は、プラン3のみなら50,000PPには7回必要で、その総費用(搭乗券+付帯)は541,660円です。
次の段は、プラン3-1を1回行う場合は、プラン3が5回とプラン3-1が1回で、50,000PP到達となり総費用は482,860円となります。
3段目は、さらにプラン3-3を1回行う場合は、プラン3が4回、プラン3-1が1回、プラン3-3が1回で、50,000PP到達となり総費用は501,040円となります。
4段目は、さらにプラン4を1回行う場合は、プラン3が3回、プラン3-1が1回、プラン3-3が1回、プラン4が1回で、50,000PP到達となり総費用は509,120円となります。
プラン3×5回+プラン3-1×1回がもっとも総費用が安くできます。
プラン2ベース
こんどはプラン2を基本とした場合の組み合わせです。
プラン2を基本とする場合、やはり那覇での宿泊費が影響し、全体的に高額です。
ただ、総費用でなく搭乗券代だけでのPP単価なら8円台ですので、そんなに高い案ということでもありませんね。
まとめ
PP単価表から、SFC修行に使えそうなプランを考えてみました。
宿泊費が不要(深夜便利用)で、PP単価5円台という羽田-那覇深夜便を有効に使うことでANAプラチナ条件の50,000PPまでお安くできました。
ただ、空港までの交通費や食費・宿泊費などを加えますと、なかなか50万を下回るのは難しいです。
また、プラン3ばかりを繰り返すことは、体力的にもしんどいですし、毎回同じ行程では飽きもきます。
プラン3をベースに、東京や横浜や大阪、那覇、宮古の観光を加え、時には那覇でホテル泊も入れ、楽しみながらSFC修行を行ってください。
那覇-空港食堂
追記として、那覇空港の『空港食堂』の場所を掲載します。
『空港食堂』は那覇空港内1階の端にあります。
上の図は空港食堂公式のものです。
ANAは到着口Bから出ますので、到着口を出ましたら右に向かって歩きます。
JALなどが利用する到着口Aを通過しさらに奥へ進みます。
突き当たりに『空港食堂』があります。
食券方式です。
空港職員やCAなども利用しています。
ここのソーキそばは安くてほんと美味しいですよ。
那覇の昼食はここ『空港食堂』がお奨めです。
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