久しぶりのサッカー選手の紹介です。

 

『デル・ボンバー(爆撃機)』ゲルト・ミュラー(Gerd Müller)

70年代当時の西ドイツが世界に誇る『デル・ボンバー(爆撃機)』ゲルト・ミュラーを紹介します。

上の画像は、1974年地元西ドイツで開催されましたワールドカップの2次リーグ・ユーゴスラビア戦でのシュートシーンです。

僕が小学生のときに、この写真を真似し、みんなが両手を左右に伸ばしてシュートしていたのを覚えています。

僕にとって、点取り屋と言えば、ゲルト・ミュラー以外考えられません。

 

1945年11月3日生まれ。本名、ゲルハルト・ミュラー(Gerhard Müller)。

 

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デル・ボンバー

ゲルト・ミュラーは、デル・ボンバー(爆撃機)の愛称で慕われ・恐れられていた西ドイツ代表とバイエルン・ミュンヘンのセンターフォワードです。

生涯の通算ゴールは、西ドイツ代表として62試合68ゴール、ブンデスリーガで427試合365ゴール、ドイツカップ64試合79ゴール、欧州クラブカップ74試合66ゴール、そしてワールドカップでは1970年メキシコ大会10ゴールで得点王、1974年西ドイツ大会4ゴールです。

 

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太っちょミュラー

ミュラーはバイエルン・ミュンヘン入団当時から太っていて、身長175cmとドイツ人としては背が低いのでビヤ樽のような体型でした。

なので『太っちょミュラー』と呼ばれていました。

背が低く、足が速いわけでもなく、抜群のボールコントロールでもありません。

ですが今でもドイツ至上最高のストライカー・点取り屋として愛されています。

 

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至上最高の点取り屋

ミュラーの武器は、類まれな点取り屋としての嗅覚です。

彼の仕事場はペナルティーエリアです。ハーフウェイエリアではどこにいるかもわかりません。

ミュラーは、味方からのパス、そのパスに対する相手の処理、相手キーパーやバックスのポジションを瞬時に見極め、どんぴしゃのタイミングでゴールできる場所へ現れます。

そう、現れるという表現がぴったりです。

バックスにしてみたら、いつどこから現れたんだという思いだったと思います。

 

画像は、1974年西ドイツ大会2次リーグのユーゴスラビア戦での寝転びながらのシュートシーンです。

ミュラーのゴールに対する嗅覚がよく現れたシーンですね。

 

そして、その嗅覚を活かす体幹(幅)

『太っちょミュラー』の真骨頂な点です。

その幅を活かし、バックスをボールに近づかせず、短く太い右足を振りぬきます。

時には目の覚める豪快なシュート、時にはゴールネットまで届かないようなボテボテのシュート。

どれもがミュラーならではのゴールです。

 

もう皆さんご存知の、1974年西ドイツ大会決勝オランダ戦での決勝ゴールシーンです。

ボールはゴロゴロシュートでしたが、キーパーが全く反応できずに見送るしかないものでした。

 

ワールドカップ

 

1974年西ドイツ大会

ミュラーにとって、総決算はやはり地元西ドイツで開催されました1974年大会でしょう。

得点こそ4ゴールと彼としては少なかったのですが、チャンピオンゴールを上げています。

74年大会から新しくなったトロフィーを高々と掲げ感無量な表情ですね。

右側のオベラーツも戦ったぞとやりきった表情をしています。

 

優勝祝賀会で、ブライトナーと葉巻をプカプカ。

当時大変有名になった画像です。

サッカー選手が葉巻なんて日本ではちょっと考えられませんでしたので。

 

1970年メキシコ大会

でも、ミュラーが大暴れしたのは得点王に輝いた1970年メキシコ大会です。

西ドイツは、準決勝でイタリアに敗れ、3位決定戦でウルグアイに勝ち3位でした。

1次リーグ3試合で7ゴール(ハットトリック2試合)、準々決勝1ゴール、準決勝2ゴールの合計10ゴールと大活躍でした。

上の画像は、準々決勝のイングランド戦での豪快なボレーシュートです。

西ドイツは、準々決勝でディフェンディングチャンピオンのイングランドを延長の末、3対2で勝利しました。

その延長でのミュラーのゴールシーンです。

 

もう1枚は準決勝のイタリア戦のヘディングシュートです。

イタリア戦も延長戦となり、ワールドカップ至上最高の試合のひとつと言える点の取り合いでした。

延長前半にミュラーのゴールで勝ち越しましたが、イタリアに立て続けに得点され逆転されます。

そして、延長後半に上の画像のゴールで追いつきますが、その直後にイタリアのジャンニ・リベラに決勝ゴールを奪われ敗れました。

得点経過は、西ドイツ対イタリアとして、前半0対1、後半1対1、延長前半で2対3、最後は3対4です。

 

1970年メキシコ大会はブラジル、ペレの大会でしたが、西ドイツvsイングランド、西ドイツvsイタリアの2試合は、大変エキサイティングな試合としてサッカーファンの記憶に残っています。

 

共に画像が粗く見難いです。すみません。

画像では、ゲルト・ミュラーの嗅覚は判りづらいと思いますのでYouTube動画をご紹介します。

 

小学生のときに始めてテレビで観た海外サッカーが、西ドイツのブンデスリーガでした。

そして始めてリアルタイムでテレビ観戦したワールドカップが1974年西ドイツ大会の決勝戦です。

また、リアルタイムではありませんが、1966年のイングランド大会や1970年のメキシコ大会も録画で観ていました。

その時の僕のヒーローは、まぎれもなくゲルト・ミュラーでした。