皆さん、ANAマイルを貯めていますか?
マイルが貯まりましたら使いましょう。
マイルの使い方ですが、大半の方がマイルで特典搭乗券を発券することと思います。
特典航空券なら、国内線でも現金支払いやスカイコインよりもお得になりますが、やはり国際線特典航空券に交換したいですね。
エコノミークラスならマイル単価は2円程度、ビジネスクラスなら6~10円程度、ファーストクラスなら15~20円程度と言われています。
今回は、ANAマイルでタイのバンコクに往復ビジネスクラスで行ってきました。
どうせ行くなら少々ひねって、往路はANAで、復路はスターアライアンスに属するタイ航空としました。
使用マイル数は、60,000マイルです。
ANA国際線特典航空券の利用条件
始めに、ANAの国際線特典航空券の条件を説明します。
往復のみ。片道のみは不可。
ANA提携航空会社便も可能。
キャンセル時は手数料として1人3,000マイルが必要。
特典航空券利用者
特典航空券を利用できる方は、本人および特典利用者登録した方のみです。
お友達などは利用できません。
特典航空券利用区間
ANAの場合、国際線特典航空券は往復での利用となります。
国内線特典航空券は片道でも可能ですし、JALなら国際線でも片道のみが可能ですので、ANAの国際線特典航空券も片道利用を可能として欲しいですね。
行きはANA、帰りはJALで、シートはどう?食事は?なんて比べてみるのも楽しいと思いますので。
提携航空会社便も利用可能
ANAはスターアライアンスに属しています。
スターアライアンスの提携航空会社便もANAマイルを利用して国際線特典航空券に交換できます。
提携航空会社での利用では必要マイル数が若干多くなります。
今回のバンコクの往復では、ANA便なら57,500マイルでしたが、提携航空会社便ですと60,000マイルでした。
必要マイル数
必要マイル数は、シーズンと出発地、到着地のゾーンとシートクラスで決まります。
シーズンはローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンの3つに区分されます。
ゾーンは、日本がゾーン1、東南アジアがゾーン3、ハワイはゾーン5になります。
シートクラスは、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスに区分されます。
詳しくはANAのウェブサイトに記載されています。
キャンセル
キャンセルは、第1区間便出発前でしたら、1人あたり払戻手数料3,000マイルが必要ですがマイルが戻ります。
(3,000マイルを引いたマイル数が戻ります)
第1区間とは、その特典航空券で1番最初の便のことです。
例えば、セントレアから成田経由ホノルルの場合、第1区間はセントレアから成田便になります。
手配
それでは、実際の手配方法について具体例でご説明します。
今回は、中部国際空港(セントレア)からタイ・バンコク・スワンナプーム空港の往復です。
シートクラスは往復共にビジネスクラスです。
往路はANA便、復路はタイ航空便です。
電話での手配は有料、ウェブサイトなら無料
ANAの国際線特典航空券は電話かANAウェブサイトから申し込みができます。
ただ、電話で申し込みますと発券手数料として2,000円+消費税がかかります。
ANAウェブサイトからなら無料ですので、ウェブサイトで行いましょう。
ここから、ANAウェブサイトでの手配を、図解入りで詳しく説明します。
ログイン・国際線特典航空券予約画面
まずはANAウェブサイトにアクセスします。
「ANAマイレージクラブ」タブをクリックします。
「特典航空券」ウインドウをクリックします。
「ANA国際線」をクリックします。
「特典航空券予約」をクリックします。
会員ログイン画面が表示されますのでログインします。
フライト検索
次はフライト検索です。
「特典予約」をクリックします。
「往復」をクリックします。
「出発地」を選択します。今回は「名古屋(中部)」となります。
「到着地」を選択します。「バンコク(BKK)」ですね。
「往路出発日」をカレンダーウインドウから選択します。
「復路出発日」をカレンダーウインドウから選択します。
「クラス」を選択します。今回は「特典ビジネス」ですね。
「人数」を設定します。
よろしければ「検索する」ボタンをクリックします。
特典種別選択が、はじめは「ANA特典」に選択されていますが、今回の復路はANAでなくタイ航空ですので、「スターアライアンス特典」に変更します。
往復での必要マイル数が60,000マイル~となります。
旅程選択画面が表示されます。
復路は、先頭のバンコク00:05発-名古屋(中部)08:00着、タイ国際航空運航TG644のままで決定です。
往路は、翌日の朝のバンコク着の便としてホテル費用を1泊分節約します。
なので、往路の便を下にスクロールします。
バンコク着が翌朝05:25の便が有りました。
入国手続きや換金などを行っていますと、丁度いい時間ですね。
ただ、その便は羽田発です。
セントレアから国内線で成田まで行き、羽田まで自費で移動する必要があります。
まぁ、日本国内の移動ですので問題無いでしょう。
画面を一番下までスクロールし、「次へ」ボタンをクリックします。
『他社便が含まれています。事前座席指定や小児の取り扱い、チェックイン手続き、機内サービスなどは、運航する航空会社の規定に基づき行われます。』という注意が表示されます。
『選択された旅程に、ビジネスクラスの設定がない便が含まれているため、該当便は下位のクラスが選択されています。旅程の「クラス」欄をご確認ください。』と表示されます。
セントレアから成田までの往路国内線が、ボンバルディア社のプロペラ機でして、全席エコノミーとなります。
旅程画面です。
画面を下にスクロールしますと、お支払い欄が表示されます。
さらに下にスクロールしますと、特典種別や手荷物欄が表示されます。
「次へ」ボタンをクリックします。
お客様情報入力
フライトが決まりましたら、今度はお客様情報の入力となります。
はじめに、特典航空券で搭乗する搭乗者の選択です。
搭乗者を選択しましたら、国籍/地区欄の選択を忘れずに!
これが間違ってますとパスポートと不一致となります。
重要!
修正は、特典利用者登録での修正となります。
電話番号:0570-029-767
画面を下へスクロールし、連絡先情報を入力します。
滞在中の連絡先は入力不要です。
「次へ」ボタンをクリックしますと、下の画像の注意画面がポップアップします。
特典利用者登録で搭乗者を選択したときに、〔名〕→〔性〕の順番が正しいことを確認していますよね。
しっかり確認していましたら、「OK」ボタンをクリックします。
座席指定
この次は座席指定です。
事前座席指定の枠内の「申し込み」ボタンをクリックします。
ここで往復全ての便の座席指定ができます。
【セントレア ⇒ 成田便】
この便は全席エコノミークラスです。
『×』マークは既に埋まっています。
『×』マークの無いシートを選択します。
続けて、羽田 ⇒ バンコク便も座席指定しますので、「登録して次へ」ボタンをクリックします。
【羽田 ⇒ バンコク便】
ビジネスクラスのみが表示されます。
もう窓際シートは全て埋まっていますね。
シートが窓際ではありませんが、テーブルが窓際の『6C』を選択しました。
続けて、復路のバンコク ⇒ セントレア便も座席指定しますので、「登録して次へ」ボタンをクリックします。
そうしましたら、下の注意窓がポップアップしました。
復路はタイ航空便ですのでポップアップしたのでしょう。
タイ航空について少し詳しく調べてから座席指定しようと考え、ここで座席指定は終了しました。
往路2便、復路1便の座席指定状況が表示されます。
まだ座席指定が全便完了していませんので下の窓がポップアップします。
さらに、機材変更などにより座席が変更される場合があると。
ここまでの座席指定状況が反映されます。
お支払い情報
この次は、必要マイル数とサーチャージ料やサービス料などの現金の支払いについて入力します。
現金支払い分として、16,050円です。
この金額の支払い方法を選択します。
僕はクレジットカードで支払いますので、カード情報を確認・入力します。
登録済みのカードでしたら、一部分自動入力されます。
何故かカード名義人欄が、メールアドレスで自動入力されましたので、名義人名(カード表面の英語表記)に修正しました。
セキュリティコードを入力します。
画面を下へスクロールし、内容を確認し、レ点チェックします。
「発券する」ボタンをクリックします。
ほんとに発券するのか確認されます。
三井住友カードの認証画面が表示されます。
内容を確認しましたら「送信」ボタンをクリックします。
完了
お支払い情報としてカード会社から認証されましたら、特典航空券の手配が完了です。
ANAから予約完了のお知らせメールが届きます。
復路(タイ航空)の便座席指定
さて、まだ復路便の座席指定を行っていません。
復路便の座席も早めに行います。
手配の手順と同様に、ANAウェブサイトにログインします。
「ANAマイレージクラブ」⇒「特典航空券」⇒「ANA国際線」⇒「予約確認・変更」とクリックします。
手配のときとの違いは、最後が「特典航空券予約」でなく「予約確認・変更」です。
予約検索画面が表示されます。
予約番号(ANAから届いた予約完了メールに記載)を入力します。
氏名を英語で入力します。
「検索する」ボタンをクリックします。
予約内容の確認画面が表示されます。
※上の画面は搭乗後のもので、既に出発済みとなっていますし、座席指定されています。
「サービス 座席/機内食/サービス」タブをクリックします。
事前座席指定画面が表示されます。
復路便を選択し「編集」ボタンをクリックしますと、座席レイアウトが表示されます。
シート『15A』を選択しました。
申し込みを行いますと、下の画像が表示されます。
この手順を繰り返すことで、座席の変更もできます。
実際、復路便の座席を『15A』から『17A』に変更しました。
eチケット
搭乗前にeチケットを印刷しておきましょう。
さきほどの復路便の座席指定の操作でご説明しましたとおり、予約内容の確認画面を表示します。
「eチケットを表示」ボタンをクリックします。
eチケット/EMDの表示・印刷画面が表示されます。
「表示する」ボタンをクリックします。
eチケットお客様控がPDFで表示されます。
プリントアウトして、出発当日に空港のANAチェックインカウンターで提示しましょう。
また、復路のバンコク・スワンナプーム空港のタイ航空チェックインカウンター(ビジネスクラスなので、ロイヤルシルク専用カウンター)でも提示しましょう。
必ずチェックインカウンターで搭乗券を発券してもらいましょう。
注意!
ANAの国際線搭乗券です。
タイ航空の国際線搭乗券です。
マイル単価
特典航空券の手配から逸脱しますが、今回のマイル単価を参考までにご紹介します。
有料での価格ですが、特典航空券手配当日での有料金額でみています。
手配日:2019年6月22日
搭乗日:2019年6月28日
と、搭乗目前ですし、ANAもタイ航空も片道発券ですので早期割引のお安い料金ではありません。
その点ご理解ください。
【往路金額:ANA】
Business Full Flex Plus となり、なんと367,110円です。
【復路金額:タイ航空】
Businessで、37,625バーツです。
為替レートが1バーツ=3.48円~3.52円でしたので、3.5円で換算しますと、131,687円です。
【往復合計】
往復の合計金額は、498,797円となります。
特典航空券の場合、往復で60,000マイル+サーチャージ料金などで16,050円でした。
498,797円-16,050円=482,747円を60,000マイルで割りますと、マイル単価8.045円程度です。
まとめ
陸マイラーとして貯めてきましたANAマイルを使い、国際線特典航空券を発行しました。
今回は、往路と復路で航空会社を変えてみる変則的な発券でした。
でも、ANAウェブサイトは非常に判り易く、ほぼ入力ミスなく手配できました。
マイル単価は8.045円とまずまずと思います。
それよりも、50万円弱も掛かるビジネスクラスが、陸マイラーなら1万6千円程度で済みます。
ほんと陸マイラーは素晴らしいと再認識しました。
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